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とりとめもなく

ふと「用の美」という言葉のことを考えた。
そしたら対のように「工業デザイン」という言葉を思い出した。

ここから先は、私の勝手な言葉に対するイメージなんだけど、
用の美というのは、虚飾を徹底的に排除して目的に特化した
ものの美しさ。
工業デザインというのは、用を満たすための形という意味合いに
加えて、用を満足した上でどれだけ美しくできるか、という
感じだろうか。
前者は引き算、後者は足し算的なイメージがある。

引き算というアプローチはすごく難しいと思う。
ただ引くだけでは、欠損が生じるので、要素を引き抜くことで
崩れるバランスを整える必要がある。
では「いらないものを取り除く」という操作はどのようにして
行われたのだろうか。
分解、再構築の繰り返し?
それとも神業的な積み木崩し?
前者ならば足し算的に捉え直すこともできそうだけれど。

そういえば、その昔、どこかで
「折り紙デザインは引き算という話があるけど、違うよね」
という内容の文章を読んだことがあって(「をる」かなぁ?)、
それを思い出した。
もしかしたら、昔は引き算的なアプローチも現実にあったのかな、
なんて思った。

# そういえば、あえて欠損を好む人もいますね。
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