クリッピングパスで図を拡大する [Inkscape]
Inkscapeで折り図を描くときにめんどうと感じる処理の1つが
「図の拡大」です。
# とは言っても、考えることがない単純操作なので、
# たいしたことはないのですが。
「パス」→「交差」を使って切り抜いていくのですが、この操作は
グループ化したオブジェクトに対して適用できないので、
分解して1つ1つ切り抜いていくことになるわけです。
と・こ・ろ・が!
ふとしたことで「クリッピングパス」なる操作があることに
気付いてしまいました。
まぁ、操作の細かい話は↓とかを見ていただくとして...
http://inkscapedesign.web.fc2.com/medium/clipping.html
つまりは、「切り抜く」ではなく「マスクする」という操作なのです。
クリッピングパスの良い点は2つあります。
* 複数の(グループ化した)オブジェクトに対して適用できる。
* マスクしているだけなので、解除すれば元の形に戻る。
実のところ、2つ目のメリットの方が大きいかもしれません。
拡大図ベースで変形したあと、マスクを解除して縮小すれば、
全体図も同様に変形されているのですから...
# いままで、拡大図の処理を終了したあとに、
# あらためて全体の変形後の図を描き起こしていた。。。orz
「図の拡大」です。
# とは言っても、考えることがない単純操作なので、
# たいしたことはないのですが。
「パス」→「交差」を使って切り抜いていくのですが、この操作は
グループ化したオブジェクトに対して適用できないので、
分解して1つ1つ切り抜いていくことになるわけです。
と・こ・ろ・が!
ふとしたことで「クリッピングパス」なる操作があることに
気付いてしまいました。
まぁ、操作の細かい話は↓とかを見ていただくとして...
http://inkscapedesign.web.fc2.com/medium/clipping.html
つまりは、「切り抜く」ではなく「マスクする」という操作なのです。
クリッピングパスの良い点は2つあります。
* 複数の(グループ化した)オブジェクトに対して適用できる。
* マスクしているだけなので、解除すれば元の形に戻る。
実のところ、2つ目のメリットの方が大きいかもしれません。
拡大図ベースで変形したあと、マスクを解除して縮小すれば、
全体図も同様に変形されているのですから...
# いままで、拡大図の処理を終了したあとに、
# あらためて全体の変形後の図を描き起こしていた。。。orz
運命のスナップ角度 [Inkscape]
なんか、Ctrlキーを押しながら線を引くと、角度が15°の倍数になってる。
すごく助かるんだけど、なぜに15°なの?
と思って調べてみたら、設定で決められるらしい。
「ファイル」→「Inkscapeの設定」→「変化の間隔」
で設定画面に到達する。
「回転のスナップ単位」が15°に設定されていた。
デフォルト値なんだろうか、自分でいじった記憶はないなぁ。
すごく助かるんだけど、なぜに15°なの?
と思って調べてみたら、設定で決められるらしい。
「ファイル」→「Inkscapeの設定」→「変化の間隔」
で設定画面に到達する。
「回転のスナップ単位」が15°に設定されていた。
デフォルト値なんだろうか、自分でいじった記憶はないなぁ。
0.49 [Inkscape]
なんだか2年近く放置していたらしい。
まぁいつものことですが。
Inkscapeのページを久しぶりにチェックしてみたら ver.0.49では
ダイアログの位置が保存されるらしいですよ。
地味だがナイスな改良ですね。
しかし、最近アップデートが遅いような気がするな~。
まぁいつものことですが。
Inkscapeのページを久しぶりにチェックしてみたら ver.0.49では
ダイアログの位置が保存されるらしいですよ。
地味だがナイスな改良ですね。
しかし、最近アップデートが遅いような気がするな~。
ズーム [Inkscape]
スクロール付きマウスでスクロール部分をクリックすると拡大、
Shiftキーを押しながらクリックすると縮小するんですね。
知らなかったよ。
Shiftキーを押しながらクリックすると縮小するんですね。
知らなかったよ。
0.47とあまり関係ないこと [Inkscape]
思いついたままにつらつらと
■複数ページのサポート
某所にも書きましたが、svg1.2で複数ページがサポートされます。
svgの規格は、現在は1.1が正式版で1.2はドラフトです。
Inkscapeは今のところ、svg1.1に準拠しています。
ちなみに、svg1.2のドラフトは2004年には出ていたらしいので、
5年以上放置(?)されていることになります。
■テンプレート
「ファイル→新規」としたときに、テンプレートのリストが表示されます。
Inkscapeをインストールしたディレクトリに\share\templatesという
サブディレクトリがあり、ここに置かれたテンプレート(普通のsvgフォーマットです)
が自動的に読みこまれる仕組みになっています。
折り図用のテンプレートを置いておけば便利かも?
# 無くても、あまり不都合なさそうですが。。。
■複数ページのサポート
某所にも書きましたが、svg1.2で複数ページがサポートされます。
svgの規格は、現在は1.1が正式版で1.2はドラフトです。
Inkscapeは今のところ、svg1.1に準拠しています。
ちなみに、svg1.2のドラフトは2004年には出ていたらしいので、
5年以上放置(?)されていることになります。
■テンプレート
「ファイル→新規」としたときに、テンプレートのリストが表示されます。
Inkscapeをインストールしたディレクトリに\share\templatesという
サブディレクトリがあり、ここに置かれたテンプレート(普通のsvgフォーマットです)
が自動的に読みこまれる仕組みになっています。
折り図用のテンプレートを置いておけば便利かも?
# 無くても、あまり不都合なさそうですが。。。
Inkscape 0.47レポート(3) [Inkscape]
さすがに2回で終わるのも寂しいので、調べたけど役に立たなかった情報を
メモっておきます。
■ナゾ機能スウォッチ
「表示→スウォッチ」で出てくるスウォッチダイアログ。
どう見てもパレットです。
「いったい何に使うんだ?」と思って調べてみたのですが、どの説明も要領を得ない。
そもそも、スウォッチという言葉が1つのダイアログを特定しているわけでは
なさそうなのです。
たとえば、ステータスバーの左端にスタイル情報を表示している箇所がありますが、
ここはスタイルスウォッチと呼ばれているようです。
前述のはカラースウォッチだそうです。
swatch 【名】
材料見本{ざいりょう みほん}、ちょっとした寄せ集め◆通例swatches
ということなのですが、スウォッチという機能自体がなんだか寄せ集めに
なっているような。
メモっておきます。
■ナゾ機能スウォッチ
「表示→スウォッチ」で出てくるスウォッチダイアログ。
どう見てもパレットです。
「いったい何に使うんだ?」と思って調べてみたのですが、どの説明も要領を得ない。
そもそも、スウォッチという言葉が1つのダイアログを特定しているわけでは
なさそうなのです。
たとえば、ステータスバーの左端にスタイル情報を表示している箇所がありますが、
ここはスタイルスウォッチと呼ばれているようです。
前述のはカラースウォッチだそうです。
swatch 【名】
材料見本{ざいりょう みほん}、ちょっとした寄せ集め◆通例swatches
ということなのですが、スウォッチという機能自体がなんだか寄せ集めに
なっているような。
Inkscape 0.47レポート(2) 〜とりあえず終わり?〜 [Inkscape]
「0.47で何が変わったの?」を知るには、やっぱりリリースノートを
読むのが一番ですよね。
http://wiki.inkscape.org/wiki/index.php/ReleaseNotes047
今回のレポートでは、ここから適当に折り図描きに関係しそうな
機能をピックアップしていきます。。。と思ったのですが、その前に
ロードマップを読んだら、0.47はリファクタリング、つまりは
「一旦立ち止まって、これまでのコードを整理しよう」
というバージョンなのですね。
リリースノートも量がある割りには、あまり書くことなさそうです。
■消しゴム
もしかしたら0.45から存在していたのかもしれませんが、
リリースノートを読んでいたら、消しゴムには2種類あることに
気付きました。
オブジェクトごと消し去るものと、ストロークの下だけ削り取る
ものです。
オブジェクトを削除するだけなら、キーでDelすれば良いので
前者は使いでが無いのですが、後者は「中を透視する」ときに
使えそうなツールです。
モードの選択はツールバーで行います。
グループ化したオブジェクトには効かないので、グループを
解除してから使います。
オブジェクトを1つだけ選択すれば、それだけを対象にして
操作を実施します。
オブジェクトを操作していなければ、軌跡の下にあるオブジェクトが
すべて対象になります。
やってみた感じでは、ゴミが残りそう。。。と思いましたが、
消しゴムのサイズを大きくすれば問題ないのかも。
というわけで、使ってみて何か気付いたら続きを書きますが、
とりあえず今回はこれでおしまい。
読むのが一番ですよね。
http://wiki.inkscape.org/wiki/index.php/ReleaseNotes047
今回のレポートでは、ここから適当に折り図描きに関係しそうな
機能をピックアップしていきます。。。と思ったのですが、その前に
ロードマップを読んだら、0.47はリファクタリング、つまりは
「一旦立ち止まって、これまでのコードを整理しよう」
というバージョンなのですね。
リリースノートも量がある割りには、あまり書くことなさそうです。
■消しゴム
もしかしたら0.45から存在していたのかもしれませんが、
リリースノートを読んでいたら、消しゴムには2種類あることに
気付きました。
オブジェクトごと消し去るものと、ストロークの下だけ削り取る
ものです。
オブジェクトを削除するだけなら、キーでDelすれば良いので
前者は使いでが無いのですが、後者は「中を透視する」ときに
使えそうなツールです。
モードの選択はツールバーで行います。
グループ化したオブジェクトには効かないので、グループを
解除してから使います。
オブジェクトを1つだけ選択すれば、それだけを対象にして
操作を実施します。
オブジェクトを操作していなければ、軌跡の下にあるオブジェクトが
すべて対象になります。
やってみた感じでは、ゴミが残りそう。。。と思いましたが、
消しゴムのサイズを大きくすれば問題ないのかも。
というわけで、使ってみて何か気付いたら続きを書きますが、
とりあえず今回はこれでおしまい。
Inkscape 0.47レポート(1) 〜前振り〜 [Inkscape]
某所で「Inkscapeがバージョンアップしたからレポートしなさい」という
指令を受けました。
11/24に0.47がリリースされたのですよ。
実は、0.47はpre1の頃に少し触って放置していたのですが、せっかくなので、
最新版にアップデートしてレポートしてみようと思います。
とは言っても、前にレポートしたのは0.45で、0.46はあまり触ってません。
なので、0.46での変更点と混じっちゃうかも。
あと、レポート対象はWindows版です。
■操作用ダイアログ(0.46〜)
まず、目を引くのはオブジェクトなどを操作するダイアログを
メインウィンドウにくっつけられるようになったこと。
しかも折り畳めます。
たくさんダイアログが浮いているのは、ちょっと鬱陶しく感じていたので、
個人的には嬉しいところ。
こんな感じでボチボチ進めていきます。
指令を受けました。
11/24に0.47がリリースされたのですよ。
実は、0.47はpre1の頃に少し触って放置していたのですが、せっかくなので、
最新版にアップデートしてレポートしてみようと思います。
とは言っても、前にレポートしたのは0.45で、0.46はあまり触ってません。
なので、0.46での変更点と混じっちゃうかも。
あと、レポート対象はWindows版です。
■操作用ダイアログ(0.46〜)
まず、目を引くのはオブジェクトなどを操作するダイアログを
メインウィンドウにくっつけられるようになったこと。
しかも折り畳めます。
たくさんダイアログが浮いているのは、ちょっと鬱陶しく感じていたので、
個人的には嬉しいところ。
こんな感じでボチボチ進めていきます。
Inkscapeのロードマップ [Inkscape]
少し気になったので調べてみた。
現状の最新安定版は0.46。
* 0.47で複数ページのサポートが始まるらしい。
* 0.51でAdobe Illustratorフォーマットでの書き出しがサポートされるらしい。
私レベルの使い方だと、この2つの機能が実装されれば
わざわざIllustratorを購入する理由がなくなりそう。
0.51まであと2~3年かなぁ。。。
まぁ、書き出しのサポートは精度が足りないとアレなので、
完全に乗り換えるにはもう少し枯れるまで待たないとダメ
なんだろうけど。
現状の最新安定版は0.46。
* 0.47で複数ページのサポートが始まるらしい。
* 0.51でAdobe Illustratorフォーマットでの書き出しがサポートされるらしい。
私レベルの使い方だと、この2つの機能が実装されれば
わざわざIllustratorを購入する理由がなくなりそう。
0.51まであと2~3年かなぁ。。。
まぁ、書き出しのサポートは精度が足りないとアレなので、
完全に乗り換えるにはもう少し枯れるまで待たないとダメ
なんだろうけど。
折り図を描き終えて [Inkscape]
下のエントリで書きましたが、魔女の折り図をInkscapeで
描き直してみました。
一通り描いてみることで、Inkscapeでできること、できないことが
あらかた見えてきた感じです。
というか、折り図描きに十分使えるソフトです。
が、不満もあります。
さて、Inkscapeを使って折り図を描く上で、不満なこと。
それはノード操作の使い勝手が悪いことにつきます。
一番辛いのは「複数のノードを選択する」機能がないことです。
立体化とかで全体を少しずつ変形したいときにすっごく不便。
また、「ノードの追加」は追加した後で、ノードの性質
(とがっているとか)を指定する必要があり、2ステップの
作業になってしまいます。
「ノードの削除」も「選択」して「削除」するので、連続して
削除するときにはかったるいです。
あと、個人的にオブジェクトを移動・変形する最中に、変形前の
オブジェクトの残像が残らないのが不満。
# 残像が残っていると、それを補助線に使える場合が多いので。
と、つらつら不満を書き連ねてきましたが、Inkscapeには折り図を
描くために必要な機能はすべて揃っています。
折り図自体が複雑な画像ではない、ということもありますが、
入門用のソフトとしてはお奨めです。
「Freehandは高いなぁ」と思っている人は触ってみましょう。
ただ、これまでにも挙げてきたように、Freehandなどに比べると
劣っている面もあり、作業効率を上げようとするならば、
相応のお金を出して良いツールを入手するべきです。