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複数枚折りの時代~復讐編~(2) 最近の複合作品あれこれ [折り紙]

複数枚折りの時代を書いた当時、本格的に複合にチャレンジしていたのは
ゼニガメ男爵さんくらいだったと思います。

が、ここ数年で見ると、複合作品を発表されている方がかなり
増えました。
まず個人的に衝撃だったのが2014年の探偵団コンベンションで
展示されていた勝田さんのシマリスセキショクヤケイ(4枚複合のニワトリ)。
特に後者は、色分けもさることながら、全方位から鑑賞可能な
立体として高い完成度を誇る作品でした。

そして、この夏の探偵団コンベンションでは、豊村高志さんが
ペーパークラフトなのか折り紙なのか判断に迷う
複合作品『アメノヒワシ』を出品されて話題になりました。
http://origami.gr.jp/Contest/10th/index.html
今回、私が複合に再チャレンジした直接の原因は、豊村さんの
作品に触発されたところが大きいです。

この他にも、フチモト・ムネジさんがロボット作品の書籍を
出していますし、若手ではまっすさん(https://twitter.com/keiyamd3)
モニョニョさん(https://twitter.com/ymonyonyo)などが複合をメインに
創作されています。

私の論を読んで発奮してくれた人がここまで育って...(違
ここに挙げた数例の他にも、多くの作家さんが複合作品を
作っていますね。
なぜかロボットをモチーフとした作品を多く見かけるような気がします。
元々のデザインが、メカニカルであることを強調するために
「切れ目がある」ため、折り紙(特に複合)と親和性が高い、ということや、
アニメなどに登場する機体のカラーリングを再現したいという欲求、
そして、不切正方形一枚折りでは、エッジの効いた造形を
作るのが難しい、といった現実があり、「複合」という未開拓の分野を
自然に選択したのかもしれません。

こんな状況をつらつらと眺めているうちに
「今ならいけるかも!」
と私が思ったのも無理はないですね。
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